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3−2 出会い

last update publish date: 2025-07-21 18:56:57

 なだらかな草原の丘を下りながら、ジェニファーは周囲の美しい風景に目を奪われていた。

真っ青な澄み切った青空によく映える緑の平原。遠くには美しい山脈がつらなっている。まるで美しい風景画を見ているようだ。

「本当に素敵な場所ね。外に出ることが出来ないジェニーは可愛そうだわ」

心優しいジェニファーは病弱なジェニーが哀れでならなかった。だから今の自分に出来ることは、精一杯ジェニーを演じることなのだと使命感に燃えていた。

やがて丘を降りきると、小さな町へ続く道に出てきた。

綺麗な石畳の上を歩きながらジェニファーは赤い屋根の教会目指して歩き続けた。

町の人々は高級そうな服を着て1人で歩くジェニファーを好奇心の目でチラチラ見て囁いている。

「誰も連れないで歩くなんて、何処のお嬢さんかしら」

「もしかして貴族かもしれないな」

「きっと育ちが良いお金持ちに違いない」

けれど、元々貧しい育ちのジェニファーは自分が注目されていることに少しも気づいていなかった。

そのまま教会目指して歩いていると、路地裏から子供の騒ぎ声が聞こえてきた。

「返してよ!! 僕のネックレス!!」

「え?」

ジェニファーはその声に
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